​＊マット不要！手ぶらで参加OK！

​代表 yoga instructor　　ラフくん

私はもともとシンガーソングライターとして活動をしていました。音楽を通じて多くの人の心を癒し、勇気を届けたい。そんな思いで歌を歌い続けていた矢先、突然の病により声が出なくなってしまったのです。原因不明の病気。歌うことができない現実を前に、私は自分の存在意義すら見失いかけました。音楽こそが自分の生きる道だと信じていたからこそ、声を失った自分には何も残らないのではないか、と深い絶望を感じました。

そんな時に出会ったのが「ヨガ」でした。最初は、身体を動かすことによって少しでも気持ちが楽になればという思いで始めたのですが、続けるうちに心と体のつながりを深く実感するようになりました。呼吸を整え、心を静かに見つめる時間を持つことで、自分の内側にある強さや可能性に気づかされていきました。そして驚くことに、少しずつ声が戻り、再び歌うことができるようになったのです。

ヨガは単なる健康法や運動ではなく、人生を立て直す大きなきっかけを私に与えてくれました。病を克服できたのはもちろんのこと、ヨガを通じて「自分を受け入れること」「前に進む勇気を持つこと」を学びました。失ったと思っていた夢が、形を変えて新たな可能性を広げてくれたのです。

この経験を経て、私はヨガを自分だけのものにしてはいけないと強く感じました。かつての自分のように、身体や心の不調、将来への不安、夢を諦めかけている人が、ヨガを通じてもう一度歩き出せるきっかけをつかめるかもしれない。そう考え、ヨガの道を志すことを決めました。

私の理念は大きく二つあります。ひとつは「関わる皆さんの健康寿命を延ばすこと」。年齢に関係なく、いつまでも自分らしく動ける体と穏やかな心を保ち、人生を楽しんでいただきたいという願いがあります。そしてもうひとつは「夢の実現を援助すること」。身体と心が整えば、人は本来持っている力を発揮できます。夢を諦めてしまった人も、もう一度挑戦できる。ヨガを通じて、そんな背中をそっと押していきたいのです。

ヨガはポーズの完成度を競うものではなく、自分自身を見つめ、気づき、受け入れるための道だと私は思います。そこには、健康を育み、夢を応援し、人をつなぐ力があります。私自身が病を通じて学んだその力を、今度は多くの方に届けたい。ヨガを通じて出会うすべての人が、自分らしい人生を歩み、笑顔で過ごしていけるように、これからも真摯にヨガと向き合い、伝え続けていきます。